今年もおつかれ生です。その昔、幻のアサヒと呼ばれていたコク深くまろやかなビール / アサヒ生ビールマルエフ

日本のみなさま。おつかれ生です。というCMでおなじみの「アサヒ生ビールマルエフ」パッケージの色合いが優しく柔らかい印象の通り、ビール自体も口当たりがよくて優しい味わい。角がなくて雑味の無い飲みごたえ。実はあのアサヒスーパードライよりも前に登場していたんですね。

アサヒ生ビールマルエフの歴史

アサヒ生ビールマルエフは最近のビールかと思いきや、実は１９８６年に販売されたアサヒ生ビールの意志を受け継ぐ正当伝承者でありました。やわらかな口当たりとまろやかな味わいを基本として、ほどよい苦味をミックスさせた非常に飲みやすいビール。飲むと幸せになるビールを目指して開発されただけあって、本当に飲みやすくなっています。

実は発売当時まではアサヒビールはビールが思うように売れず、「アサヒビールじゃなくて夕日ビール」と嫌味を言われていた事もありました。そんな中、アサヒビールの開発者は不死鳥のように売れるビールの開発に没頭し開発コードネーム丸にFという名前をつけ、通称マルエフとして開発を行ったのです。

その後、現在の王者であるアサヒスーパードライが発売され、アサヒ生ビールは市場から消えていきました。一部店舗でのみ飲める事から「幻のアサヒ」とも呼ばれていたそうです。

そして２０２１年、幻のアサヒはマルエフという当時の開発コードネームを引っ提げて復活したのです。

アサヒ生ビールマルエフの秘密

ちなみにマルエフという開発コードネームですが、F（エフ）という文字は当時の開発者が復活という意識を強く持って開発に着手しました。なぜF（エフ）なのかというと、不死鳥であるフェニックスから取ったそうです。しかしフェニックスは英語で書くと「Phoenix」になり、頭文字はFじゃなくてPじゃない？と後から気付いたとの事（笑）

そこで苦し紛れにF（エフ）は幸運「Fortune」の頭文字という事にした。なんていう微笑ましい秘密があったそうですよ。

アサヒ生ビールマルエフの味

アサヒ生ビールマルエフの成分（100mlあたり）