ビールの銘柄といえば、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーあたりが日本では超有名どころですが、その中でも私が特にイチオシしたいビールはアサヒスーパードライ。私がこれまでに一番飲んでいるビールかもしれません。夏場に飲むキリリと辛口で爽快感がほとばしる飲みごたえは、他の追随を許さない勢いだと革新しています。今回はみんな大好きアサヒスーパードライの歴史とその知られざる味の秘密を深掘りしていきましょう。
アサヒスーパードライの歴史
アサヒスーパードライはアサヒビール株式会社が1987年3月17日に販売を開始したビールで、当時のビールには馴染みの薄かった辛口ドライという言葉を世に広めました。キレの良さと飲みごたえに重点を置き、ビールを飲んだ時の喉越しと飲んだ後の爽快感は他のビールを圧倒している事から人気が急上昇。そして半世紀近くもトップの座に君臨し続けている事実はまさに脅威という他ありません。これからも愛されるビールであり続けようという企業の努力から、中身もパッケージも日々改良が加えられています。
どんな料理にも合うビール
アサヒスーパードライは本当にどんな料理とも相性が良いと思います。中華であっても洋食であっても、イタリアン、フランス料理、台湾料理、日本料理、日本で生まれたビールが世界に通じるといっても過言ではないでしょう。
事実、2023年にはベルギーで開催された国際的なビールコンテストである「ブリュッセル・ビアチャレンジ2023」で最上位の賞ゴールドメダルを受賞しています。
このコンテストは全世界より37カ国から1,811ブランドのエントリーがあり、国際的に著名な審査員90名によって審査された大会でした。そんな中をアサヒスーパードライは見事勝ち残ったのです。既に世界のビール業界へアサヒスーパードライという名を轟かせていた訳ですね。ちなみにこれは2015年の初受賞以来、2度目の受賞だそうです。
「ブリュッセルビアチャレンジ」は国際的なビールコンテストで、今年は37カ国から1,811ブランドのエントリーがあり、国際的に著名な審査員90名によって厳正なる審査のうえ、それぞれの賞が決定。「スーパードライ」は、ラガー・インターナショナルスタイルピルスナー部門においてゴールドメダルを受賞。(2015年の初受賞以来、2度目)
https://www.asahibeer.co.jp/superdry/
2022年、「スーパードライ」は“辛口”のコンセプトはそのままに、発売以来初めて中味の処方を変更し“キレのよさ”は維持しながら“飲みごたえ”を向上するフルリニューアルを実施。その中味が評価されました。
アサヒスーパードライが美味しい理由
飲みごたえとキレの良さは相反する要素です。キレを良くすると飲みごたえが損なわれ、飲みごたえを追求するとキレが悪くなる。それらを高次元のバランスで両立しているのはスゴイ事だと思います。
実際どうやって実現しているのかというと、通常はホップを投入したまま煮沸工程に入るのですが、アサヒスーパードライは煮沸終了の直前にホップ投入(レイトホッピング製法)しています。こうする事でホップの香りを向上させ、発酵由来のビールの香りを色濃いものとしてコクと飲みごたえを確保。あとは酸素濃度の調整と温度管理によってキレの良い爽快な後味を実現しているのです。
長年愛されるビールは頂点を極めてもなお慢心せず、常に美味しさを求め続けている姿勢によって保たれているのではないでしょうか。これからも美味しいビールであって欲しい。そう願ってなりません。
アサヒスーパードライの味
味の評価 | 評価レベル |
---|---|
苦味 | ★★★☆☆ |
辛口度 | ★★★★★ |
酸味 | ★☆☆☆☆ |
甘み | ★☆☆☆☆ |
旨味 | ★★★☆☆ |
爽快感 | ★★★★★ |
喉越し | ★★★★★ |
炭酸 | ★★★★☆ |
アサヒスーパードライの成分(100mlあたり)
成 分 | 数 値 |
---|---|
エネルギー | 42kcal |
たんぱく質 | 0.2〜0.4g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 3.0g |
糖質 | 3.0g |
食物繊維 | 0〜0.2g |
食塩相当量 | 0〜0.02g |
アルコール度数 | 5% |