どんな食材にも合う本気のビールを目指した第三のビール / 金麦

発泡酒・第三のビール

春・夏・秋・冬、季節によって微妙に醸造方法を変え、そのシーズンごとに最高の味を追い求めている商品があります。それが今回ご紹介する「金麦」
金麦はビールではなく第三のビールに属するお酒ですが、「発泡酒」と「新ジャンル(第三のビール)」の違いは何でしょうか?


発泡酒は麦芽を使用する割合が50%未満、またはビールで使用する副原料と同じものを使っているもの。
新ジャンル(第三のビール)は麦以外の原料、穀類、糖質などの原料を用いてつくられたもの、または麦芽を原料とした発泡酒にスピリッツを加えたものです。


発泡酒と第三のビールは似て非なるもの。同じなのはビールに近づける制作陣の努力といった所でしょうか。現在販売しているお酒はほとんどが新ジャンル(第三のビール)となっており、発泡酒はほとんど売られておりません。発泡酒が発売された当時はビール関連のシェアで40%もありましたが、酒税法改正などの煽りを受け、安くて味わいの良い新ジャンル(第三のビール)のシェアが爆発的に伸びた事がその理由です。

酒税の税率が上がってビールとの価格が縮まったとはいえ、まだまだ発泡酒や第三のビールはビールよりも格安なので、物価高になりつつある日本ではまだ根強い人気があるお酒となっていますね。



金麦の歴史

金麦は2007年6月に発売されました。麦のうまみと澄んだ後味にこだわって丁寧に作られた金麦は、天然水のみで作った「天然水100%仕込み」、旨味の多い麦芽を使用した「贅沢麦芽仕込み」、三段階の温度管理で麦芽の旨味を抽出する「うまみ三段仕立て」を用い、皆に愛される飲み物として世に放たれたのです。

また、四季によって味わいの違うビールを生み出すため、会社の会議室の空調を調整。暑い環境や寒い環境を擬似的に作り出し、四季の温度に見立てて麦の味と刺激感のバランスを整え、季節によって美味しく感じる味を追求していくという努力も惜しまなかったと言われています。

成分だけみるとビールとほぼ変わりません。



15周年を迎えて大幅リニューアル

2023年には金麦発売15周年を迎え、大幅にリニューアルが施されました。例えば今までは商品名のロゴが横書きだったものが、リニューアル後は縦書きになっています。
それだけでなく、新・ていねい製法によって麦の旨味がアップし後味の良さも更に進化。日常的な家飲みに最もふさわしい新ジャンルを目指し常に進化し続けるのが金麦の真骨頂だと言えます。

左の金麦が旧パッケージ、右の金麦が新パッケージです。横書きから縦書きになっただけでなく、ロゴ自体も豪華仕様に変更されました。



上から見た色味は金色。世の中に存在する缶のほとんどは銀色ですが、商品名が金麦なので金色というこだわりがあるのかも。



金麦って発泡酒と思われがちですが、実は新ジャンル(第三のビール)だったりします。缶の下部に「リキュール(発泡性)②」という記載が一瞬発泡酒と見えるからでしょうか。



金麦の味

お酒の味の分析
味の評価 評価レベル
苦味 ★★☆☆☆
辛口度 ★★☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★★☆☆
旨味 ★★★☆☆
爽快感 ★★★☆☆
喉越し ★★☆☆☆
炭酸 ★★★☆☆

金麦の成分

お酒の成分表
成  分 数   値
エネルギー 43kcal
たんぱく質 0.1〜0.3g
脂質 0g
炭水化物 3.3g
糖質 3.2g
食物繊維 0〜0.1g
食塩相当量 0〜0.02g
アルコール度数 5%
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